@kanrinin
kanto › 東京
最初にこの食材を選んだのは、やっぱりあの香りが忘れられねえからだ。 ベジタブルスカイで見つけた巨大なBBコーン。 普通の人間なら、まず火を通すことすらできねえ。 けど、俺たちはそれをポップコーンにした。 弾けた瞬間、空気が変わった。 ただの前菜じゃねえ。 これから始まる食事への期待を、一気に爆発させる一品だった。 俺のフルコースの幕開けには、あの豪快な一粒がふさわしい。

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このスープは、俺だけの力じゃ絶対に手に入らなかった。 氷の大陸で出会った幻のスープ。 一滴飲んだだけで、身体の奥まで染み渡るような味だった。 けど、本当に俺のフルコースに入れたいと思ったのは、 小松がそれを再現した時だ。 あいつは弱い。 戦えばすぐに倒れる。 だけど料理人としての舌と覚悟は、誰にも負けねえ。 小松が作ったセンチュリースープを飲んだ時、俺は思った。 「ああ、これだ」ってな。 これはただのスープじゃねえ。 俺と小松のコンビが始まった証みてえな一品だ。

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グルメ界に入ってから、俺は何度も思い知らされた。 人間界でどれだけ強くなったつもりでも、 グルメ界じゃ一歩間違えれば簡単に死ぬ。 そんな場所で出会った食材のひとつが、オウガイだ。 荒れ狂う環境、化け物じみた食材、 そしてそれを調理する小松の技術。 あの魚料理を食った時、俺は思った。 俺たちは本当にここまで来たんだなって。 ただ腹を満たすだけじゃねえ。 グルメ界の厳しさも、旅の重みも、全部詰まった味だった。

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肉料理に何を選ぶかは、俺らしく豪快にいきたかった。 巨大な獣の肉。 噛みしめるたびに力が湧いてくるような味。 それがエンドマンモスだ。 俺にとって肉ってのは、ただの料理じゃねえ。 生き物の命を食って、自分の命に変える実感そのものだ。 エンドマンモスは、その感覚を一番強く思い出させてくれる。 食うってことは、生きるってことだ。 その当たり前を、これ以上なく豪快に教えてくれる一品だな

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メインはもちろん、GODだ。 この食材を追い求める旅が、俺たちの物語そのものだった。 アカシアのフルコース。 グルメ日食。 NEO。 美食會との戦い。 そして、俺自身の中に眠っていたもの。 全部がGODへ繋がっていた。 正直、ただ「うまい食材」ってだけじゃねえ。 この世界の謎も、命の連鎖も、食への感謝も、全部背負った食材だ。 GODを食うってことは、俺の旅の答えを味わうってことだった。 だから俺の人生のフルコースのメインは、こいつ以外ありえねえ。

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AIRを食うまで、俺は空気を本当の意味で味わったことなんてなかった。 馬王ヘラクレスのエリア。 あそこは、普通に呼吸することすら命がけだった。 AIRはただのサラダじゃねえ。 空気そのもの、生命の呼吸そのものを食うような食材だった。 それを食ったことで、俺の身体もグルメ細胞も大きく変わった。 食材ってのは、口に入れるものだけじゃねえ。 空気、水、大地、命を取り巻くすべてが食なんだ。 AIRは、そのことを俺に叩き込んでくれた一品だ。

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デザートは、最初から決めていた。 虹の実だ。 あの果実は、俺にとって特別だった。 一口ごとに味が変わる。 口の中で何度も感動が押し寄せてくる。 けど、それだけじゃねえ。 小松があの虹の実を調理してくれた時、 俺はこいつと一緒なら、もっとすげえ食材に出会えるって思った。 グルメ界の超食材に比べれば、捕獲レベルは低いかもしれねえ。 でも、俺の心に残った味って意味じゃ、こいつは別格だ。 人生の最後に食うデザートとして、 あの最初の感動をもう一度味わいたい。

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最後のドリンクは、ビリオンバードの卵だ。 普通なら、卵をドリンクなんて呼ばねえかもしれねえ。 けど、ビリオンバードの卵は別格だ。 あいつは、絶滅寸前だったビリオンバードから生まれた奇跡みてえな食材だった。 人間がうまさばかりを求めて乱獲し、数を減らしていった鳥。 その命がもう一度つながっていくのを見た時、俺はただ「うまそうだ」だけじゃ済ませられなかった。 食材は奪うだけのものじゃねえ。 育て、守り、感謝して食うものだ。 そのことを、ビリオンバードは俺に教えてくれた。 卵を飲み込めば、濃厚なうま味が身体中に染み渡る。 命そのものを喉で味わっているような感覚だ。 俺のフルコースの締めに必要なのは、派手な酒でも、伝説のジュースでもねえ。 次の命へつながっていく一杯だ。

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